2025/08/01 14:35
足立区では、平成25年度(2013年)に「健康寿命が都平均より約2歳短い」ことが課題となったことを契機に、区独自の糖尿病対策プロジェクト「あだちベジタベライフ ~そうだ、野菜を食べよう~」をスタートしました。
このプロジェクトでは、①野菜から食べる、②野菜を3食しっかり食べる、③野菜をよく噛んで食べるという三つの推進方針により、生活習慣病の予防と食育の定着を図っています。令和5年には、区内827店舗が「あだちベジタベライフ協力店」として登録され、野菜たっぷりメニューや“ベジ・ファースト”の提供を通じて、野菜摂取の習慣化に貢献しています 。
あだちベジタベライフとは何か?
「あだちベジタベライフ」は、足立区が主導するまちぐるみの健康づくり施策で、糖尿病対策を軸に「野菜中心の食生活」を区全体に定着させようとする取り組みです。野菜摂取目標の設定や区民への呼びかけ、また協力店舗による環境整備まで、“住んでいるだけで自然と野菜を食べる”文化を創出することを目指しています。
施策の背景と成果
足立区の平均的な野菜摂取量は2013年時点で254gと、国が推奨する350gに届いていませんでした。この数値と共に、糖尿病の発症率や未治療率、医療費の高さなどが、プロジェクト開始の大きな動機となりました 。
その結果、区内の「野菜から食べる」習慣は中学生・成人とも約7割へと拡大。糖尿病をはじめ生活習慣病の予防にも効果が見られ、厚生労働省主催の「健康寿命をのばそう!アワード」で優良賞(自治体部門)を受賞しています。
協力店とは?その役割
「あだちベジタベライフ協力店」とは、野菜たっぷりメニュー(1食あたり120g以上)や食前ミニサラダ(ベジ・ファースト)、野菜販売など、野菜の摂取促進に取り組む店舗のこと。令和7年4月時点で954店が登録されており、区公式サイトで公表されています。
加えて、ベジタベモーニングや協力店向けの啓発グッズ、区内スーパーや施設でのPRディスプレイなど、官民が連携した展開がしています 。
私の取り組みと地域貢献としての情報発信
私(ショップ運営者)は、足立区で豆類をネット販売する個人事業主であり、「あだちベジタベライフ協力店」として登録をいただいております。また、区の主管部署である「こころとからだの健康づくり課健康経営・協創推進担当」、特に徳江担当者さまとも面識がございます。
これはビジネスではなく、区民としてのボランティアとして活動しており、正しい政策や施策に基づいた情報をブログで発信することで、地域の健康づくりに寄与したいと考えています。
豆類とベジタベライフの親和性
豆類は「野菜ではないけれど、食物繊維やたんぱく質が豊富で健康に良い食品」であり、野菜中心の食生活と非常に親和性があります。足立区の食育レシピや管理栄養士の指導の下で、野菜+豆類のセットメニューは、生活習慣病の予防にも効果的です。
私のショップで提供する商品情報やレシピ紹介も、区の「早うま!かんたんベジレシピ」などとリンクさせて、区民の皆さまに実用的な情報を届けます。
区民の皆さまへ:今日からできる3ステップ
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野菜から食べる:まずは食事を始める前にミニサラダや野菜スープなどを取り入れてください。
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豆類を楽しむ:豆ごはん、豆の煮物、枝豆など、野菜と合わせて食事の彩りと栄養バランスを整えましょう。
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協力店を利用する:「あだちベジタベライフ協力店」で野菜たっぷりのメニューを選んで、習慣づけにしましょう。